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カイリン【ふたりへのお題ったー】


【ふたりへのお題ったー】
http://shindanmaker.com/122300


【 カイリンへのお題 】

・条件反射みたい。
・「はいはい、降参です」
・指をさされて臆病と言われても



声を聞くと歩調を緩めてしまうのは少し前からの癖。
足音がすると身構えてしまうのは条件反射みたい。
背中に飛びついてくる小さな身体に敵わないと思い知らされたのはつい最近の出来事。


「カイト兄!じゃぁこうしよう、あたしと勝負してから」
「はいはい、降参です」
「まだ何も言ってないよ!」
「帰ってからね」
「意味無いじゃん!」

行かないでって言ってるのに!と背中にぶら下がった義妹が叫ぶ。そろそろ耳が痛くなってきた上にずり下がる腕で首がしまる、から背中から降りてもらった。

「友達待たせてるから…」
「チキッてるんだ!?」

指をさされて臆病と言われても、笑って首を傾けるくらいしかできない。

「だって、勝てる訳ないもんねぇ」
「オーホホホ!跪きなさい!?」
「はいはい、ウチの姫さまがいちばんカワイイです」

高笑いする義妹に合わせて適当に誉め称えたら、間を置いて真っ赤になって固まった。その隙に玄関まで行って靴を履く。

「待っ、カッ兄ィ今の、もっかい」
「帰ってからね」
「あう。あうわう」
「行ってきまーす」

焦ったように追いかけてきた義妹は玄関前で地団駄踏みだした。無駄な足留めは諦めたのか、早く帰ってきてね!と怒鳴る。
友達の買い物に荷物持ちで付き合うだけだから、そのつもりだと始めから言っていたのに。相手が迎えに来た途端、聞いてないとか怒り出して今のすったもんだでした、と。

「ごめん待たせてメイちゃん」
「キモイわー」
「ひどい…」
「アンタの顔の方がヒドイわ」


緩みすぎだ、と待たせていた姐さんに詰られた。

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焦るリンちゃんにニヤニヤする兄さんの話。




2016/04/17

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